毎日家に帰って夕ご飯ができていると、とても嬉しいですね。
人は誰でも食事をしなければ生きていけません。
最近はコンビニ弁当も美味しくなりましたが、家庭で食べるご飯はやっぱり美味しいです。
一生懸命作ったご飯。
「美味しいね」のひと言で、とても嬉しい気持ちになります。
また頑張ろうと思います。
「美味しいね」って魔法の言葉です。
この魔法の言葉にはどんな力があるのか、心理学の視点で考えてみましょう。
昨日の晩御飯は大好きな鶏ミンチの大葉包みで美味しかったなぁ
美味しそうね!何かリアクションしたの?
美味しいを連呼して、ご飯もおかわりしました!
美味しいって言っているのね!奥さんの喜んでいる顔が目に浮かぶわ!
料理をするって実はとても大変
最近は男性も料理上手な人が増えました。
料理が上手だと、楽しみが増えます。
「美味しい」と褒められると更に嬉しいです。
趣味の料理はほんとに楽しいですが、家事としての料理は、好きなだけではできません。
毎日献立を考え、買い物をして、できるだけ時間を有効に使わなければなりません。
献立を考えるのも、栄養バランスを考えたり、子供の給食とかぶらないようにしたり、冷蔵庫の中身を確認したり、頭を使います。
更にコストも考えなければなりません。料理が苦手な人には、かなり辛いです。
最近はネットに簡単レシピも載っていますが、料理苦手な人には、ハードルが高い料理もたくさん。
それでも多くの人は、少しでもレパートリーを増やそうとしています。
料理を毎日作るのは、かなりの努力が必要なのです。
褒められると嬉しい、その心理学
そんな頑張って作ったご飯を「美味しい」と食べてもらえると、とても嬉しい気持ちになります。
「美味しい」という言葉は、「褒める」ことにつながります。
褒められると人は嬉しくなります。
その心理はどんなものなのでしょうか。
「褒められる」と人は、いろいろな気持ちを感じます。
例えば 、
1 モチベーション調整機能 褒められるともっと頑張ろうという気持ちになる。 「美味しい」と言われると、次も頑張ろうとモチベーションがあがります。
2 感情調整機能 褒められると嬉しいので気持ちが高まる。1と同じで、気持ちよく頑張ろうと思えます。
3 関係調整機能 褒められた相手に対する好感度が上がる。「美味しい」と言ってくれた相手への好感度があがります。家族の絆も強くなります。
4 自尊心形成機能 自分への関心を感じられることで、自分を大事にしようとする。 自分が頑張っていることを認めてもらえて、自分に関心を持たれていると感じます。 5 アイデンティティ確認 自分がどのような人間か考え、場合によっては自分の新しい 定義を与える。 褒められると「自分の料理、美味しいんだ」と思えるので、苦手感が軽減されたり、もっと上手になりたいと努力したくなります。
6 治療機能 自分の中でトラウマになっている点が解消される。「自分は料理が苦手」と感じている人にとっては、「自分にもできる」という気持ちが芽生え、トラウマが解消されます。
料理上手な人も苦手な人も、その人なりに努力を積み重ねています。
「美味しいね」という魔法の言葉は、その努力を認めて褒められたと感じられる言葉なのです。
まとめ
毎日ご飯を食べられることは、当たり前のことではありません。
必ず作る人の努力があるから、食べられるのです。
「美味しい」と言ってもらうと、食卓での会話も弾み、大切な家族団らんの時間になることでしょう。